STRUCTURE 構造

強く、しっかりとした構造

『銀座タワー』は、設計段階から完成に至るまで、耐震性や耐久性など基本性能のしっかりとした設計が行われ、さらに施工上の厳しい品質管理も徹底して行われることで、安心して永くお住まいいただける構造が実現されています。

建物基礎

構造イメージ図|銀座タワー
建物の耐震性能は、強固な地盤が基本となります。『銀座タワー』は、東京都心部を支える堅い地盤、地下23m~27mの江戸川層を支持層としています。また、地中深くに支持層があるため、コンクリートを支持層まで流し込み、その場で杭を造成する場所打ちコンクリート杭が採用されています。この杭は、信頼性が高いアースドリル拡底工法によって底が広く造られ、トータル64本の杭が埋め込まれています。堅い地盤と十分な強度の杭をベースに、地上25階建ての『銀座タワー』は支えられています。

耐久性

確かな設計監理

確かな設計監理|銀座タワー
コンクリートは固まってしまえば品質の差はわかりません。さらに建物が完成してしまえば、タイルなどに覆われて見えなくなります。そこで重要なのが、建築現場での監理です。確かな品質のコンクリートで建築するために、工事段階で厳しくチェックされています。

受入検査

受入検査|銀座タワー
工場から建築現場に届いたコンクリートは、まず受入検査が行われています。これは、コンクリートの柔らかさ、空気量、塩分量、温度などをチェックするもので、この検査で確認された後、ポンプ車に送られ、型枠に流し込まれます。

圧縮強度試験

圧縮強度試験|銀座タワー
コンクリート技師による管理のもとで配合され、現場で打設されたコンクリートの一部をサンプルとして保存し、所定の期間が経過後固まったものに実際に圧力を加えて、想定した以上の強度があるかの確認が実施されています。

引っ張り試験

引っ張り試験|銀座タワー
貼り終わったタイルは、施工後剥離することがないように、接着力試験機の引っ張り試験でチェックが行われています。

換気ダクトの素材

換気ダクトの素材|銀座タワー
換気ダクトの素材は、浴室には塩ビコーティングダクト、キッチンの排気には、耐蝕性に優れたガルバリューム鋼板ダクト、給気には亜鉛メッキスパイラルダクト、トイレには塩ビコーティングダクトが採用され、それぞれの場所に合った素材が使用されています。

給水共用管

給水共用管|銀座タワー
飲料水の給水共用管は、耐久性に優れたステンレス、または鋼管の中にビニールが入っている塩化ビニールライニング管が採用されています。また、塩化ビニールライニング管の傷みやすい継ぎ目の部分は、コア内蔵防食継手という鉄の部分がむき出しにならない接続方法により、錆が出にくいようになっています。

さや管ヘッダー方式採用

さや管ヘッダー方式採用|銀座タワー
給水・給湯方式は、メンテナンスが容易で、耐久性のあるさや管ヘッダー方式が採用されています。赤水が発生しない樹脂管と、接続箇所が少ないシステムで、快適な供給に配慮されています。

コンクリートの水量

1m³のコンクリートを作る際に使用する水の量は、通常より少ない175kg/m²以下とすることで、コンクリートの耐久性が向上されています。

外壁タイル

コンクリートは、風雨にさらされると化学反応を起こし、中の鉄筋が錆びてしまう恐れがあるため、磁器質タイルや吹き付けタイルなどの外壁タイルでしっかりと守ることで、コンクリートの耐久性が高められています。

コンセント用電気配管

外壁部分のコンセント用電気配管は、コンクリートの強度を弱める打ち込み配管を行わない工夫がなされています。

遮音・断熱

戸境壁・外壁

戸境壁・外壁|銀座タワー
隣接する住戸との防音対策には、強固な石膏とゴムパッキン、グラスウールなどによる高性能な戸境壁が採用されています。また、外壁には通常のコンクリートに比べ、断熱性に優れたALC板(軽量気泡コンクリート板)を使用し、遮音性、断熱性に配慮されたつくりとなっています。

水廻りの遮音性能

水廻りの遮音性能|銀座タワー
トイレと洗面室の壁は、グラスウールを入れて遮音されています。さらに、壁を床のコンクリート面から上の階の床のコンクリート面までつなげ、音が天井裏を通って伝わるのを防ぐ構造になっています。

間仕切り壁

間仕切り壁|銀座タワー
水廻りと主寝室・洋室の間仕切り壁は、内側にグラスウールが入っており、さらに水廻り側のプラスターボードが二重貼りになっています。

排水堅管の水音

排水堅管の水音|銀座タワー
排水竪管は、住戸内に設置されていません。住戸に隣接する竪管はグラスウールで包み、遮音シートで包むことで遮音されています。また、音を伝えにくい鋳鉄製が使用されています。
※汚水・雑排水管を示します。

機械室・電気室の遮音性能

機械室・電気室の遮音性能|銀座タワー
住戸に近接する機械室・電気室は、壁・天井の全面に入れられたグラスウールにより吸音されています。さらに変電設備とポンプは、床のコンクリート面に直に設置せず、防振ゴムが入れられることで躯体と絶縁されています。これにより音が躯体を通って住戸に伝わるのを防ぐ構造になっています。

機械式駐車場の振動音

機械式駐車場の振動音|銀座タワー
住棟内地下に駐車場が設置されている『銀座タワー』では、駐車装置の振動音が躯体を通して住戸に伝わらないように、防振架台の上に機械式駐車装置が設置されています。

断熱、防水処理された屋根

断熱、防水処理された屋根|銀座タワー
最上階の屋根部分は、最も過酷な気象条件にさらされているため、様々な工夫が行われています。まず室内への雨漏りを防止するため、防水処理を行い、勾配がとられています。さらに内部結露防止と、太陽熱の影響でコンクリートが熱膨張を起こし、ひび割れを起こすのを防ぐために外断熱(一部内断熱)が施されています。

断熱性能を高める

断熱性能を高める|銀座タワー
外壁には断熱材が入れられていますが、天井は、断熱材が躯体に沿って内側に60cm折り返して施工されています。これにより、天井や居室を区切る内壁にまで冷気が伝わってしまうことを防ぎ、断熱性能を高めるとともに、より効果的に結露を防止することができます。

全熱交換式24時間換気システム

全熱交換式24時間換気システム|銀座タワー
すべての住戸の居室には、熱交換率の良い全熱交換式24時間換気システムが採用されています。排気と給気の通り道の間に熱交換器を用いることで、室内の空気と室外の空気が熱交換を行い、室内外の温度差を縮め、熱を回収しながら換気を行います。また、共用廊下にも熱交換器によって換気を行うシステムが採用されています。

ALC板(軽量気泡コンクリート板)

外壁に使われているALC板は、コンクリートに比べ約10倍という高い断熱性能を有しています。また、残材はALC板製造の原料として再生利用が可能な「環境共生」に対応した建材です。

換気ダクトと壁の間を塞ぐ

外の音が居室に伝わらないようにするため、外壁にある換気ダクトと壁の間をしっかりと塞いだ施工がされています。

サッシュ

外から入り込んでくる音に対しても配慮し、静かな住環境のなかで、より快適な暮らしができる遮音を性能を有した窓ガラスが採用されています。

構造・快適性

スケルトン・インフィル

スケルトン・インフィル|銀座タワー
『銀座タワー』は、スケルトン・インフィルの思想により設計されており、たとえば、共用配管などはすべて住戸内を通さず、共用廊下側にまとめて配置されています。スケルトン(構造体)とインフィル(設備・間仕切り)を分離することによって、配管などの修理等が容易に行えるメンテナンス性と、将来のリフォーム時などのプランニングの自由度が高められています。

二重床・二重天井

二重床・二重天井|銀座タワー
床のコンクリートスラブ厚は230mmを確保し、その上にフローリングを貼った二重床が採用されています。また、天井はコンクリートスラブ内に直に電気配線を埋め込むことを避け、軽量鉄骨下地にプラスターボード貼りの天井を設けた二重天井となっています。

制震ダンパー

制震ダンパー|銀座タワー
大地震が起きた際に建物本体の柱や梁への損傷を抑えるため、ハニカムダンパーを取り入れた制震ダンパーが、建物の中心部の4スパンに設置されています。これは、大地震時に建物の構造の強度に直接関係ない制震ダンパーがRCフレームよりも先にエネルギーを吸収することにより、建物本体の柱・梁の損傷を抑えるシステムです。また、エネルギーを吸収して壊れた制震ダンパーは、ボルトを外せば取り替えられます。

溶接閉鎖型フープ/ダブル配筋

溶接閉鎖型フープ/ダブル配筋|銀座タワー
建物を支える柱には、地震に対して高い粘り強さを発揮する、溶接閉鎖型フープが採用されています。また、床や壁には、コンクリートの中に二重の鉄筋を配したダブル配筋を採用し、耐久性や耐震性に優れた強度が確保されています。

綿密な地盤調査

綿密な地盤調査|銀座タワー
敷地の地盤の性状を把握し、設計施工上の資料を得るため、土質の試験や標準貫入試験など、綿密に地盤の調査を行い、建物に対して最も適切な基礎方式が決定されています。

外壁セルフクリーニングタイル

外壁には、光触媒作用の防汚タイルが採用されています。これは、太陽光により光触媒の超親水性と分解力が作用し、汚れがつきにくく、また、ついてしまった場合には雨で洗い落とす性質を持っています。
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